最後の変容は戸隠にあり 戸隠神社の旅2
==よもや廃旅館!?編==
(2015/6/19のブログより)
京都から、長野にある戸隠神社はとても行きにくい
場所にあります。
新幹線で一本で、というわけにも行かず
車にしてはちょっと遠いということもあり
知らず知らずのうちにすっかり旅気分~♪
とりあえずパワフルな場所なので、倒れること前提で
余裕のある日程を組まなければなりません。
1日目は、ゆっくりと旅を楽しんで旅館でくつろいで
2日目に戸隠神社に行こうということになりました。
新幹線で名古屋まで約30分。「特急しなの」を乗り継いで
約3時間。長野駅でレンタカーを借りて戸隠神社まで行こう
という計画になりました。
名古屋の老舗駅弁とおやつをしっかりゲットして、
初長野へ向けてウキウキで出発しました。
曇り空だった京都とは打って変わり青空いっぱいのお天気。
そりゃあ天照大神に云われがある戸隠神社に呼ばれたもん!!
と思いながらも さすが!!と脱帽。
やっぱり長野に着いてからも シンクロは続いていました。
レンタカーのカウンターでも戸隠周辺のパンフレットが
最後の一枚だったり、善光寺観光で混み合う駐車場も
出る車と入れ違いに駐められたり。
戸隠そばの人気店も並ばずにすっと入られたり。
と、いろんなところで長野にウエルカムされてるなぁと
感じることばかり・・・
お蕎麦も食べて お焼きも買ったし いざ旅館へ。
戸隠神社の近くにも趣のある いい感じの旅館が
たくさんあったのですが、エネルギーが
強すぎて眠れなかったら困るということで
あえて1時間ぐらい離れた場所に泊ることにしました。
長野は市街地でもすぐ横に山が見えていて
まさに自然に囲まれた素敵な街。
暑さが苦手なソフィーには最高の避暑地候補!!
旅館に向かう途中も 果樹園があったりと
高原っぽい感じが故郷の北陸とはまた違った趣があります。
しかし、めざす旅館があまりにも山に向かっていくので
少しずつ嫌な予感・・・ そして的中(^_^;)
ついた宿はネットの写真イメージには程遠い
廃旅館一歩手前のような年季が入ったお宿だったのです。
お部屋の名札も手書きといった筋金入りの古旅館。
宿泊費も結構高めだったので ちょっと驚きでした。
娘にLINEで写真を送ったら、「さまようじじい」は
出たか?「座敷わらし」はいたか?と大盛り上がり。
大浴場も、お風呂の入り口の足下が「ぬるっ」とする
あってはいけない禁断のシチュエーション。
お湯が入っていない汚れた浴槽があったり
露天風呂の外からの目隠しの柵がボロボロで
見えそうだったり・・・
もちろん長野には 他に高級なホテルも沢山ありました。
低層階しか泊まれない私が望んだのが山に近い旅館
だったので、本来は文句は言ってはいけません。
しかし、ここまですごいと、歓迎モードのシンクロは
一体どこに行ってしまったのだろう?と
少ししょんぼりしてしまいました。
最後のお食事に期待しようと思ったけれど
案の定のお味で、がっかり・・・
どこで どう間違ったのだろう?
どうして この旅館だったのだろう?と
ちょっと疑問に思いながら 朝の朝食はもう
やめて 早朝に旅館を出ようということになりました。
そして精算を済ませると、夜の9時で冷蔵庫はガチャ!!
カギがかかって使えなくなってしまいました。え~~~~!!
そんなこんなで 自販機でコーラを買うことに。
今現在コーラにはネームボトルというものがあります。
そして その時出てきたボトルが、今回戸隠に行くために
図形のシールを下さった方のお名前だったのです。
「ここで間違ってなかったんだ、何か意味があるんだ」
そう感じた瞬間でした。シンクロは続いていたのです。
夜寝ているときに なにか不思議な感覚に包まれました。
それは 山の精霊なのか? エネルギー的な何かが
起こったのか分かりません。脳内に何かの意識を感じ
眠ったのか眠っていないのかの中間のような感覚で
そのまま朝を迎えたのに 身体はとてもスッキリとしていました。
早朝に戸隠神社に着くと 何やら笙の音が
聞こえてきます。長い階段を上って宝光社につくと
天照大神の物語にちなんだ舞の神事が行われていました。
そして その神事はある期間の早朝だけのものでした。
とっても居心地の良い旅館で 夕食もおいしかったら
きっと寝坊して ゆっくりと朝食を食べていただろう。
そうなれば、この神事はみることができなかっただろう。
早朝の戸隠神社は人もまばらで 朝の清々しい風も
心地よく 早く出てきて良かったねと
この素晴らしいシンクロに感謝でいっぱいになったのでした。
続く
ソフィーママ